「辛抱強い愛情」
2019年 06月 05日
昨日のあさ、紫陽花寺で有名な雲昌寺のポスターを持ってきてくれた方がありました。
今年の紫陽花寺のポスターを作った会社の方だそうで
『同じ「アジサイ」だから、飾ってくれませんか』って。
雲昌寺とコラボかぁ、光栄だなぁ。
何より、その気持ちが嬉しいじゃない。
「あじさい」とこのデイに名付けたのは、能代でわたしに介護を教えてくれた師匠の安部美恵子にちなんで。
先生が、かつて、認知症になってしまったお母さんの介護に疲れて、あるお寺の境内で思わず泣き崩れてしまったとき。
それを偶然見ていた和尚さんが、寺の境内に咲いていた紫陽花を手折って慰めてくれた…そのエピソードにちなんで名付けました。
紫陽花は、小さな花が集まって大輪の花を咲かせます。
わたしも職員たちも小さな小さな花に過ぎませんが、寄り集まって大輪の花を咲かせよう。
紫陽花がいっせいに咲くこれからの季節に、以前、ここで受け入れた学生たちや実習生や。
かつてここを利用していたご家族が、じいちゃんばあちゃんのこと、そして、わたし達のことを思い出してくれたら嬉しい。
ここで働いてくれてる職員たちが年老いて引退した頃、楽しくも大変で、それでも充実した日々を思い出してくれたなら素敵だ。
(紫陽花の花言葉は「辛抱強い愛情」です)
by ds-ajisai
| 2019-06-05 08:48